2018.5.13 もりのぼうけんあそび ~つぼころの里あそび~

夢中で小川に住む生物を観察する、子ども達のキラキラした瞳。
そんなこどもを、やさしく見守る親たち。

この日は、カワヨグリーン牧場さんの第2駐車場に集合して、まずはみんなで植物や、お馬さんを観察しながら、ビオトープまでおさんぽです♪♪

みなさんは「ビオトープ」ってご存知ですか?

「生命:バイオbioと場所:トポスtoposの合成語で生物の生息空間のこと」だそうです。

今回こどもたちと一緒に遊んだのは、おいらせ町「春の小川プロジェクト」さんが、休耕田に水を引き、環境を整えて、公費に頼らず自分達の力で、10年間整備してきた「つぼころの里」というビオトープ。

もともとおいらせ町は、奥入瀬渓流の伏流水が流れる、美しい水路のまちでした。

畑の用水として使うためであったり、管理がしやすいように整備するという目的で、美しい水路はどんどんコンクリートの川に代わっていきました。

私の出身は北海道です。北海道が一番農作物がおいしいと思い込んでいました。でも、おいらせ町に来て、お米、野菜のおいしさに驚きました。それは、私がここに移住したいと思ったきっかけの一つです。

おいしいお米や野菜、それは、用水が整備されたおかげなのかもしれません。

一方で、昔は小魚が泳ぎ、貴重な生物がたくさんいた、小川の風景、自然は、多くの場所で破壊されてしまいました。

美しい川が流れる原風景、自分達がこどもの頃に、どじょうやカエル、ヤゴなどを採って夢中になって遊んだ小川を、貴重な動植物を、この場所だけでも保存したい。

そんな気持ちで整備されてきたのがこの「つぼころの里」です。

珍しい野鳥がいると、夢中になる大人たちの後姿。

生涯をかけて、ワクワクしてきた大人の知識は、地域の財産だと思います。子ども達に受け継いで行きたい知恵ですよね。大人が目を輝かせて「これはね~」と説明しているとき、夢中で観察しているとき、子ども達にもそのワクワクが伝染しているのを感じます。

こどもには色々な経験をしてもらいたい。

こどもの心に体験が響くかどうかは、夢中になっている人がいるかどうかが、すごく関係してくるんだと思います。

水路にかかる橋を渡る子を、信じて見守る参加者さん♪♪

虫よりお花の方が良いみたい。でも無理に体験させようとするわけじゃなく、その場にあるもので楽しむ参加者さん♪♪

親子で観察♪♪帰ってからも目を輝かせて楽しかったって家族に話していたって。 

今回は、八戸工業大学感性デザイン学科の学生さん達もお手伝いに来てくれました!

学生さんたちが、子ども達と遊んでくれるので、おかあさん達は安心して下の子ちゃんとゆっくり触れ合いながら、時々走り寄って来るこどもの戦利品を、一緒に喜んであげられたり、

東屋の下で子育てに疲れた自分を、ほっと癒す時間が持てたり♪♪

途中で男子学生さん達が、狩猟モードに、笑

どじょうやオニヤンマのヤゴを捕まえて、イキイキと楽しんでいました。自然って、こんな風に多世代で楽しめる場所なんですよね。

お茶の先生と一緒にお茶をたてて、おいしいお団子と一緒に。とってもおいしかったです♪♪

ありがとう!バイバイ!また遊んでね!!

今回は、退職した世代の方、大学の先生、子育て世代、学生さん、、、
色々な人たちが、とても楽しい時間を共有しました。

こどもの生きる力が育った一日になったと思います。

そんなしあわせな時間を一緒に作ってくれたみなさんに心から感謝。また一緒に遊びましょうね!

このイベントの様子は、5月30日(水)あっぷるワイド18時10分~19時の間に紹介される予定です♪♪

これからも、この地域を活かし「こどもの生きる力を育てる」為に。そして、私のこどもたちも幸せになってもらえるように。今でも子育てで悩むことがあります。失敗だってたくさんあります。
でも、前を見ていこう!前へ進んでいこう!そう決意を新たに頑張ります。

(文責:おいらせもりのようちえん・NPO法人おいらせ自然楽校 代表 外井)