流しソーメンのすすめ
梅雨の前の涼しくて暑すぎない良い季節、一足早く流しそうめんで夏を楽しみました!
まだまだ寒い日もあるこの地域では、トマトがまだ青くて、流しそうめんで流したかった赤いトマトはまた次回のお楽しみ!
流しそうめんってどうして、こんなに楽しいんでしょうね。
器に盛ったソーメンとは違う楽しみを子どもと外で時間をかけて。
おはようございます、HALLO!
畑の先生がきたら、お母さんたちが「おはようございます」というと
子どもたちも「おはようございます!」「Hello」とかわいい挨拶!
挨拶をしたら、挨拶が返ってくると嬉しい。
当たり前だけれど、親が知らない人にも挨拶していると、子どもも自然と挨拶します。
まずは、近しい人や目上の人、家族やお友達から!
種の絵本
子ども達が大好きな「ハラペコアオムシ」の作者エリックカールさんの「小さい種」
ファンタジーの世界の住人達は、畑仕事に入る前の絵本や野菜の歌を楽しみにしています。
畑の作業が始まる合図にもなっているかな?
そして、絵本もわらべ歌も、子どもの言葉の発達にはとっても重要だそうですよ!
日本のわらべうたは「ドとレ」の音が多く使われており、「レ」の音で終わるものがとても多いです。それが日本語の骨格を知り、母語の学習の最初のステップとなります。お母さんが歌うわらべうたを聴くことで、小さなお子さまの脳がリラックスし、情緒が安定し、母語の優れた語感を身につけることができます。 (わらべうたが子どもを救う―教育の原点は「言葉みがき」大島 清 , 岩井 正浩 , 大熊 進子著)
孫のように
畑の先生は子ども達を孫のようにかわいがってくださいます。
忙しい時もちょっと顔をのぞかせて、大きくなりましたね、抱っこしてみようかと。
自分の畑の無農薬栽培の作物も子ども達に食べさせなさいと差し入れしてくださることもあります。
地域の方のこうした協力あっての野菜作りができる環境に感謝です。
モンシロチョウみつけた
アミもかごも無いけれど、モンシロチョウを見つけた!となれば走っていき、
テントウムシを見つけた!となれば捕まえに行き。
ミミズが干からびたものも大切にもっていたりします。
男の子は生き物に反応する生き物のようです。
畑のミドリボール
畑のあちこちで緑色の塊が大きくなっています。
キャベツはどれでしょうか?
キャベツの葉がだんだん丸まって売られているキャベツに育っていくことを畑をするまで知りませんでした。
恥ずかしながら、魚の開きがそのまま海を泳いでいると思っている子どもの発想と同じですよね。
最終的な形の野菜がスーパーで売られているのが当たり前の今です。
いつの時期に、どんな風に、花は何色で、葉っぱはどんな形、根っこはついてるのか、土の中にあるのか・・・
それを知る機会は多くはないような気がします。
左から、キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー、芽かけしたトマトの苗です。
畑の先生が自分の畑から分けてくださった、春菊や小松菜、青梗菜は、スーパーの袋詰めのものとは違って、土がいいので根がすごく張っていて、引き抜くとこぶし大の根と土が出てきてびっくりしました。
そんな経験をたくさんこども達にしてほしいと思います。
同じように出来ることならば、魚を釣って捌く、食肉になる過程を知る。
個人的には、大きくなってからというよりは、小さいうちの当たり前の概念がない時期にこそ、残酷な過程も目にしておくことも必要かもと思います。
私は、小学生の時に『豚のPちゃんと32人の小学生 命の授業900日』という実話を見て考えさせられました。
それでも小学生の自分には豚と豚肉が同じモノだと実感がなかったのです。
なかなか見る機会はないかもしれないけれど、食べ物のことを考えた時、命を頂くということはスーパーでも映像でも本でも学べないのです。
やっぱり本物の現場に足を運んで体験しないと!
本日の収穫
最後のラデッシュを皆で一個ずつ引き抜きました。
大きい子が全部引き抜いてしまったので、こそっと埋めなおしたのは秘密です。
リーフレタスの収穫も外側から上手になってきました!
トマトは残念ながらまだ青いけれど、沢山みのってきたことを確認!
大根の間引きをする必要が一本だけあったので、大きな蕪に見立てて皆で一緒に引き抜きました。
大きな大根しか見たことないけど、小さい大根もあるんだね。と小さい手でにぎっていました。
畑の先生のおすそ分け、小松菜を「Is this Yammy?」
食べれるものは食べてみたい。
小松菜も春菊も無農薬だから、とれたてをむしゃむしゃ。
春菊も苦くないし、とれたては甘くて、お鍋の不人気春菊とは真逆の味でした!
子どもたちも美味しいって食べれました!
先生、いつもありがとうございます。
久しぶりに畑にきた二歳になったばかりの二人は、土にも、花にも、テントウムシにも話かけるように熱心に観察していました。
モミジ苺最盛期
待ちに待ったモミジ苺が一番おいしい時期が到来しました。
キラキラで大きくて、綺麗な実が一番おいしい。
みんなで自作の歌を歌いながら、葉っぱをタクトに意気揚々と出発しました。
美味しいねーって声がきこえてきそうでしょ?
それぞれ美味しいモミジ苺を探しては口に運んでいました。
味見しながらクッキング
味見が一番おいしいですよね。
包丁にも慣れてきた子ども達は「ひとりでやりたい」時期
少し危ないところもあるけれど、最大限一人でできるように大人かサポートしながら切ったり、ちぎったり、いためたり、味見したり♪
三歳の女の子が時間をかけながら一人でラデッシュを切りました。
「おうちでもやっているの」と言いながら。
少し切って、平らな面を下に切りやすいところを探して切る様子は、普段料理をしている証拠だなぁと感心しました。
お母さんの努力がこんな場面にふと垣間見られます。
綱であそぼー
おもちゃが一つもなくったって
むしろ一つもない方が
遊びは楽しいアイディアいっぱい!
一本の綱が、綱引き、木にぐるぐる、電車ごっこ、木との綱引き?
楽しい遊びに変わります。
おもちゃと違うのは「安全」ではない時があること。
綱も身体や首に巻かれれば危険だし、引っ張れば誰か倒れるし。
少しずつ、そんなことも学びながら。
やってみて、失敗しないと、やって良いこと、悪いこと分からない。
遊びから「安全」を学ぶ一つの機会でもあると思います。
竹であそぼー
竹も楽しい遊び道具!
誰かに当たらないようにはしているけれど、距離間隔も注意力も少ない子どもたち。
力が弱い今、ケンカもするべき時かもしれませんね。
わざとではなくても竹や棒は当たると痛い、殴られると痛い、蹴ると痛い。
やったほうも、やられたほうも後味が悪い。
感情も体感も含めて、小さいうちに沢山知っておくこと。
ケンカを見ているお母さん、ハラハラドキドキかもしれないけれど、これが目の前で起こっているうちに学んでくれていることは幸いです。
少し手と目が離れた時に、きちんと子ども同士のモラルをもってケンカができるようになる練習中だとおもって。
わざとではないけれど竹がお友達に当たってしまった四歳の男の子、お母さんからわざとではないことはわかるけれどお友達は痛くて泣いているんだよと状況を説明された後で「さっきはごめんね」と言いに行きました。
男の子のお母さんも、当たってしまったお友達のお母さんも「きちんと言えてえらかったね」と言われた時ほっとした顔、少し嬉しそうな顔をみせました。本当は悪いと思っているけれど、言えない時大人でもありますもんね。
自分のものを取られると怒って取り上げてしまう三歳の男の子にも「お口で嫌だとか返してねって言おうね」と二人っきりの時にこそっと耳打ちしたら、大きく大きくうなずいていました。片付けや料理をお願いしたら、きちんと任務を遂行してくれる彼はきっと約束覚えていると思います。近いうちにそんな場面が見られそう。
流しソーメン
器も竹、流しソーメンの土台や流れる台も竹♪
これは全部材料確保から加工まで手作業。
子ども達の器は綺麗に面とりして危なくないように心配りしてあります。
自然の恵みを利用して、楽しい時間を作ってくれたスタッフにも感謝です。
子ども達からそんな言葉はないけれど、この嬉しそうな顔が何より。
流しソーメンが始まったら、手作り無添加のめんつゆがはいった竹の器片手に、ソーメン確保にみんな真剣です。
ただ、ソーメンか流れてくるだけで、なんて楽しいんでしょう。
子どもも大人も本気で楽しみました。
手作りめんつゆ、畑の無農薬ニンニクを使ったトマトカッペリーニ風のたれ、しょうゆ風味の温かいスープだれ
三種のたれを準備してくれたお料理担当スタッフに皆絶賛のランチタイムでした。
みんなが見ている以上に陰で食材確保や調味料を時間をかけて手作りしてくれているスタッフにも感謝です。
畑の先生から頂いた春菊は天ぷらに、サラダに♪
新鮮でおいしい本物の野菜は子どもたち美味しいと食べます。
野菜が嫌いで悩んでいらっしゃる親御さんがいらっしゃったら、一度そんな野菜を探して食べてみると違うかもしれません。
あとは、自分で採った野菜、自分で切った野菜は子どもたち興味をもって食べるようですよ。
食後は沢山遊びましょう♪
なんだかよくわからないけれど、コソコソ話を二人で始めていました。
ちらっちらっとこっちを見て笑います。
「秘密」はなんでも楽しいみたい。
何を話していたかは教えてもらえませんでした。
きっと教えてもらえないことが増えていくんだろうな。
成長成長。
手をつないで散歩しよう♪
小さい二人も大きい二人も嬉しそう。
木の穴?みつけた、ブルーベリーみたいな実みつけた。
竹の鉄砲
つい最近までハイハイしかしていなかったのに
つい最近タッチができるようになったのに
10歩くらい歩くことにみんなびっくり!
みんな我が子のように喜んでいました。
手作り竹トンボ、ちょっと難しいけど
荷物を片付けながらも、遊んだり。
もう帰るだけのリラックスタイムが好き
見送りには少し時間がかかります。
最後の見送りは、こてっと途中で寝てしまってバイバイを言えない時もあれば、
起きている時合計10回は「また遊ぼうね」と手を握ったり、タッチしたり、バイバイと手を振っている気がします。
これも一つの遊びかもしれないけれど、一日が楽しかった証拠。
学校もそうだけど、また同じ場所で、同じ友達と毎回会えることは嬉しいことですよね。
また来週! 次回は6月25日、梅雨に入りそうなので天候次第でその時を楽しみましょうね。
(おいらせもりのようちえん ブログ担当 まな)