2018.5.20 ゼロからイチをつくろう!〜種や苗の植え付けの日~

最高気温30度を超える夏日の次に、最高気温が10度の日と、、、天候が少しおかしいですね。

「野菜の種や苗を植えるのはいつがいいのでしょうか?」

パセリーナさんで苗を買った私は、定員さんの説明に納得しました。

「植物も人間と一緒で暑くもなく、寒くもなく、ちょうどよい気候の晴れた日ですよ。」

当たり前だけど、スーパーでいつでも手に取れる野菜の気持ちを考えたことがありませんでした。

ゼロから1をつくるって、足し算だとたった1を足すだけだけど、結構大変なことなんです。

さて、天気がやっと安定した本日、前回作った畑の畝に野菜の苗や種を植えてきました。

畑について一番みんながうれしかったことは、前回植えたお芋から芽が出て葉が少しついていたことです!!

成長が目に見えるって嬉しいことですよね。

子供たちもお母さんお父さんも、天気がいいのと、苗や種を植えるというワクワク感でいつもよりも早く畑に到着していました。

最初は苗の植え方、少し感覚を開けて一畝に5株くらいずつ。

かぼちゃやズッキーニなどの苗は広がって場所をとるので端っこに。

葉っぱが土から顔をだせるよう穴をほって軽く土を被せます。

小さな人たちも一生懸命松林先生やお父さんお母さんと一緒に植えていました。

この土地は風が強いので、風よけのために竹と肥料袋でカバーをつくってもらいました。

カバーも高すぎるとムシムシとするし、低すぎると寒くていけないそうです。

子供たちの畑なのでと、竹の先を丸くするという細やかな気遣いをしてくださった先生。

風が強い土地だけど、すぐ近くにケヤキの林があって、ケヤキは一番酸素を輩出する木で、野菜にとっても人にとってもとても元気になれる土地だそうです。

植えた後はよほどの日照りでない限りは水やりは必要ないとのこと。

トマトなど縦に伸びてほしいものには後で添え木をして紐で結んだり、

出すぎた目を間引いたり、これから少しずつお世話があるそうです。

種の植え方は、畝の真ん中に少し溝を作ったり、穴をあけて種がはいる場所を作ります。

種は2粒か3粒ずつ。

あまりたくさん蒔きすぎると、あとで間引くのが大変だそうです。

余った種は次の年に持ち越しは難しいものもあるので、次期をずらして蒔くことで、収穫の次期もずれて

長く食卓で楽しめるので、一気に蒔かなくても大丈夫だそうです。

種も水まきはせずに太陽と空気と自然にまかせておしまい。

 

今回は3組の親子が参加して、日曜日ということもありパパも頑張ってくれましたよ!

途中スペースが余ってしまい二組の親子は近くのコメリさんに苗を仕入れにいき、2時間くらいかけてゆっくり大切に植え付けを終えました。

家族で植えた野菜が育って、一緒に収穫して、夜ご飯においしく頂くのはとても贅沢で嬉しい時間と思い出になりそうですね。

この苗や種たちは、次に会う時どんな成長をしているでしょう。

きっと遠望のおじいちゃん、おばあちゃんは孫の成長をこんな風に楽しみにしてくれているのかしらなんて、、、

秋の敬老の日には、孫たちが自分でつくったお芋を贈るのもよいのかしらなんて、、、

 

子供たちは土をいじりながら、一度植えたところを掘り返してしまうこともあったけれど、

一生懸命手伝いをして、ニコニコと嬉しそうに植えて帰りました。

 

松林先生が、最後に話してくださったこと。

『土の三相構造』

土には大切な三相があります。

作物を栽培するうえでとても大切な土は、岩石、粘土、有機物、水、空気からできています。

「個相」 土の固さや触りごこちなど

「水相」 水の通りやすさ

「気相」 空気

この3つのバランスほをみて、土地の特徴を知り、育ちやすい作物や畑の管理方法を考えていくそうです。

人間も一緒ですよねと・・・・

子育ても一緒ですよねと・・・・

バランスが大事!

 

畑の後にすぐ隣のイチョウ公園に遊びにいくと、畑をした後の泥だらけの子供たちがみんないて、雨上がりの水たまりでまた泥だらけになっていました。

畑で一緒に汗をながし、特大すべり台で何度も一緒にすべって汗を流していました。

「また一緒に遊ぼうね」

とバイバイタッチして別れました。

泥だらけの長靴と洋服がまぶしかったです。

野山はもちろん、畑でも公園でも、家を飛び出して広い広い大地でたくさん遊んで泥だらけになりましょう!

 

(文責 おいらせもりのようちえん まな)