
遊び上手な子ども達
今年度最初のイベントは、少し桜の蕾が膨らむ天気のよい小川原湖で開催しました。
前日は風が吹きとても寒かったようですが、イベント当日は半袖姿で遊ぶ子もいてぽかぽかと公園日和の良い一日で、子ども達のはじける笑顔のお陰か小川原湖の湖畔もキラキラと輝いていましたよ。
今回のテーマは「遊びと学び」
きっと「好きこそもの上手なれ」の言葉通り、本当の学びは遊び感覚、好き、楽しい、面白いが深い学びへとつながると思います。
だから、遊び上手は勉強も上手。
勉強ができるも2パターンあって
・暗記が得意で、先生に言われたことはしっかりと学べる
・学ぶこと自体が面白くて自ら考えて応用しながら学べる
後記の意味で、勉強が本気で出来る子は、遊びも本気でやれると思います。
そんな遊び上手な子ども達が2019年度のスタートもキラキラの沢山笑顔をもって集まってくれましたよ!
アートイズ
最初は、八戸学院大学短期大学幼児保育科の佐貫巧先生と三沢第一幼稚園の沼尾大伸副園長による現代芸術教室。
昨年は傘に絵を描いて、晴れの空に色とりどりの素敵な傘を作るワークショップを行ってくださったので、今年は何かしらとワクワクしていました。
今年は鉢植え!
鉢植えを作ろうとはなかなか思いつきませんよね。
そして、ただの鉢植えではありませんでした。鉢植えをいくつも重ねてアーティステックな形を作り、色を付け、土寄せして好きな植物を植えるところまでを子ども達が好きに自由に作ります。
さーて、どんな形にしようかな?
いくつか好きな鉢植えを選んだら、くっつけてもらいオリジナルの鉢植えの原型を作ります。
そこから楽しい学びがスタートです。小さなものを重ねる子、誰よりも大きく作る子、みんな違ってみんな良い。本当の学びの中にはジャッジするものや人はいなくて、すぺてがオッケーです。親御さんもお子さんも真剣に遊んでいました。
どんな色にしようかな?
形が決まった人は、好きな色をパレットに広げて色付けします。
好きにやっていいとわかると、
筆は使わず手で塗りたくる子もいれば、
好きな色一色を集中して塗る子、
大人の色彩感覚ではわからないくらい色を重ねてみる子、
赤を塗って黄色を塗るとオレンジになることを発見した子、
自分では書けないけどお母さんが塗る作業を見て学ぶ子、
どの子も楽しそうに、かつ真剣な表情で自分の作品と向き合っていました。
「好き」を目する
一番年上のお兄ちゃんは最後まで黙々とシャガール調の鳥の絵を丁寧に書いているのが印象的でした。彼は本当に絵を描くことやモノを作ることが好きなのだろうなと思いました。
その子の「好き」を目することができると我が子でなくても嬉しくなりますね!
何を植えようかな?
色を塗り終えたら、敷石を引いたうえに土を寄せ、好きな植物の苗を植えました。
一番人気は可愛い苺の苗、アスパラガスやトマト等他の苗もありました。
ひとつひとつ自分で選ぶ作業ってなんて楽しいんでしょうね。
出来上がった自分の鉢植えを抱えた子ども達はどこか誇らしげな表情でした。
お金では換算できないもの
普段の生活の中で質を問わなければ、鉢植えだった、お皿だって、靴下だって100円だせば出来上がったものが手に入る世の中になっています。
壊れたら買えばいいじゃない?
欲しいなら100均にあるよ?
「モノ」の価値は本当にそうかしら?
一から自分で作ったものの価値は「経験」というお金では換算できないものを与えてくれます。
だから、この「経験」が今でなくても、身近な「モノ」が、何もないところから誰かが苦労して作ったものであること、「モノ」を大切にしようと考えるきっかけになればいいなと思うのです。
もりのようちえんのご紹介
実は、今回のイベント「アースデー青森」という大きなイベントの中行われました。
そのため、「おいらせもりのようちえん」「おいらせ自然楽校」をご紹介するブースも設け、子ども達がワクワクするようなフェイスペイントを行いました。
自分で好きな模様と色を選んで、お顔の好きな場所に描いてもらいます。
これが大人気で、行列ができるほどでした。
そのため、お昼休憩もままならず、一時お休みしてお待たせした方はごめんなさいね。
大人の入れ墨やタトゥーにも似た心理があるのかはよくわかりませんが、私はこれが好きなのよとトキメクものを身に着けることはワクワクしますよね。
普段は出来ないネイルやお化粧、アクセサリーにあこがれる女の子、両側のほっぺにかっこよく仕上げてもらった男の子、みんなそれぞれ自分色を青空の下楽しみました。
様々な立場から子どもの育ちについて考える会
五感フォーラムと題して、青森保険大学の佐々木教授、八戸学院大学短期大学部の差波先生、佐貫先生、安田先生4名の先生方、おいらせ自然楽校(おいらせもりのようちえん)の代表外井が、ざっくばらんにお話ししました。
感覚の扉を開こう
2つ目のワークショップは、八戸学院短期大学部幼児保育学科音楽専任講師の安田美央先生による音と感覚のワークショップ。
絵本は物語を読むだけだと思っていませんか?
かくなる私もその一人です。疲れている時は棒読みですが、母として一生懸命物語を読んでいました。
でも、安田先生の音の絵本の読み聞かせを見てびっくり!!!
音の強弱や、触った時に音を出す読み方、びっくりする音、優しい音、怖い音、、、、
絵から想像する様々な音に子ども達は大喜びでした。
こんな絵本と子どもの関わり方があるとは目からうろこです。
どんなに小さくても赤ちゃんでもこの絵本だったら楽しめる新しい感覚でした。
色々な楽器、アコーディオン、風船、割りばしを使った共感遊び等行って楽しいひと時、新しい遊びの感覚を広げる機会を頂きました。
身近にある音は「声」です、お母さんのお父さんの「声」で新しい感覚の扉子どもたちに開いてみませんか?
幸せな時間を作る場所へようこそ!
家族の笑顔の中、様々な事に挑戦した子どもは、
自己肯定感が高く、へこたれない大人になるといわれています。
こどもたちが大人になった時
「自分にとっての幸せ」を協働して作っていける。
みんなが自分らしく活かされている、
そんな未来を私たちは見たい。
こどもが地域で楽しみ、学び、刺激を受け、
自分の興味を存分に発揮できる場作りを。
アウトドアの知識、道具、ノウハウ必要なし!こちらでサポートします!
次回開催は以下HPをご覧の上、HPの予約ページよりご予約ご連絡ください。
そして、何かわからないことがありましたらお問い合わせくださいね。
「百聞は一見に如かず」
よければ一度足を運んで、子どもたちのキラキラな笑顔と真剣な姿を見て、お子様もご一緒に何か大切な「経験」をしていただければ嬉しく思います。
(おいらせもりのようちえん ブログ担当 まな)
https://reserva.be/moriyou
http://oirasemori.office-m2.tokyo/