2019.1.13 親戚の家に集まったようなお正月、雪遊びも中遊びもお腹もいっぱい♪

 

明けましておめでとうございます。

2019年初めてのもりあそびは、お父さんとお母さんに手を引かれて家族総出で参加してくださったご家族が多数いらっしゃいました。

お母さんが「普段忙しいお父さんは家で休んでいていいよ」と言うと、「なーんもなんも一緒にいくよ」と張り切って来てくれたお父さん方多いみたいです。

もしかして、子ども達がお家に帰ってお父さんに「おいらせ自然楽校」のこと楽しく報告してくれているのかなぁなんて嬉しい想像をしてしまいました。

これからも、是非子供たちと思い切り遊びに家族総出で参加いただけると嬉しく思います。

家族総出で思い切り遊ぼう

家族でおもいっきり遊んで遊んで遊び疲れて過ごす日、考えてみると意外と少なくないですか?

子どもが親と一緒に遊んでくれるのなんてせいぜい10歳かそのあたりでしょう。

普段は、家事に仕事に学校にとそれぞれの場所が忙しくまっています。

小学校の高学年になると部活に忙しく、中学校高校になればさらに忙しくなり友達関係の方が優先される一方だと聞きます。

仮に、思いっきり外で遊べるようになるのは二歳くらいから、親と一緒に遊んでくれるのは12歳くらいまでとします。

忙しいお父さんお母さんも一緒に、一ヶ月に一回家族で思い切り遊べる日が作れるとして・・・・

12回×10年=120回

この数は多いですか?少ないですか?

価値観は人それぞれです。

でも、意外と一緒に遊べる時期はあっという間に過ぎ去ってしまうような気がしませんか?

近場でもいい、家族総出で思い切り遊ぶ日を一日でも多く我が子の記憶に残してあげてくださいね。

その一つがここになれれば嬉しく思います。

季節季節が最高の遊び場

子ども達は到着時点から雪に夢中でした。挨拶と今日の出来る事をお知らせするために集まってもらうのも少しためらったくらい熱中して遊んでいました。

今、雪は最高の遊び道具ですね。春は桜、夏は海や川、秋は収穫、冬は雪、季節季節が最高の遊び場です!

「親戚の家に集まったように、外でも中でも思い切り遊ぼう」が本日のテーマ。

冬の外での雪遊びの道具や温かいお部屋の中でのカードゲーム等を持ち寄って集まってくれました。

今日できる遊びとお雑煮やもちつきも楽しみながら、基本はその子が今やりたい事を思い切りやること。

「みんなで笑おう」がいつもの大事な約束。

やりたい事を思い切りやっていいけど、みんなが喜ぶこと、友達も自分も嬉しくなるようなことを沢山しようという約束。

それだけ確認したら、やりたいところへ各自走っていきました。

やっぱりソリ最高

まず初めにみんなが走っていったのは小さな雪の丘でした。子ども達には十分なゲレンデで、あちこちからソリで滑り降りていました。

お父さんお母さんと一緒に、一人で、お友達と並んで等、スリルや楽しさを発見しながら飽きずに滑っていました。

みんなで膨らませたスノーチューブ

遊び道具の一つとして準備していたスノーチューブですが、どうも膨らまない・・・

お父さん達や高学年の子ども達が一生懸命膨らませていました。

よくよく調べると空気入れが専用のものでなかったようで、しょうがないあきらめようと言う声もありましたが、

子どもも大人もよく粘り、なんとか空気満タン、意気揚々と雪山へ運んでいきました。

少し高低差がないと滑らないので急なところから降りてみたり、誰かに押してもらったり、コースを作ってくれたお父さんもいました。

出来ない事やアクシデントさえも、みんながいれば楽しい出来事。

雪のジェンガ

丘の一番下側、太陽がよく当たる場所に不思議な場所がありました。スケートリンクみたいに雪が固まって氷になっている場所です。

一人の子がスコップで掘り出して重ねていると、面白そうなものにみんな集まってきました。

切り出しては乗せ、切り出しては乗せ、幼児の背丈くらいのツリーのようなタワーのようなものが完成。

ジェンガのように最後は崩れてしまったけど、あー面白い!

雪の積み木

初めて参加した小学生の男の子が何やら雪で作り始めました。これもまた面白そう。

切り出すことが面白い、重ねることが面白い、何か作れるんじゃないのか??!

尺の揃った積み木は、一つを楽しむこと、並べて、重ねて線や面を作る、沢山合わさって立方体や様々な造形となる。

尺は揃っていないけど、雪で積み木のような遊びを初めた子ども達の遊びの発展具合には目を見張りました。

      

雪のお家も作っちゃおうよ

一枚板のような雪の板が切り出されて、立ててみるとこれが立った!!

壁を建て始めて、二面が垂直な壁として出来上がると「僕も入れて」「私も手伝う」と子ども達がワラワラと集まってきました。

せっせと雪を切り出してくる子、小さな接着剤になる雪を集めてくる子、面白そうなこと、みんなでやればもっと面白くなるぞと言う瞬間でした。

 

大人の方が本気

最初はにこにこ見ていたお父さんお母さんたち、大きい雪板運ぶの手伝ってちょうだいと声をかけると、待っていましたとばかりにせっせと建築を手伝ってくれました。

構造上ここが弱いから補強しよう、上から固めないとだめだと呟きながら、子どもと一緒かそれ以上に汗をかいてしまいました。

「大人のほうが本気になることよくあるよね」

と雪で積み木をしていた男の子が言いました。

いいのです、大人も本気で子どもと遊べるなんて最高じゃないですか!

 

この家すごいぞ!

午前中の二時間、午後の一時間かかって出来上がった家はすごかった。

子どもが六人は入れるお家。

壁と屋根を大人も手伝い完成した後は、飾り棚や窓、表札やテレビ、パラボラアンテナまで設備された家となっていました。

雪だるまの装飾も可愛くて、次の日家が大丈夫かどうか見に行ったお友達もいたそうです。

出来上がったお家では、お店やさんやアイスクリームやさん、おままごとや雪だるまの間違い探し(ひとつ頭がおにぎり)等、可愛い遊びも繰り広げられました。

遊びは時に想像以上に楽しく驚き、感動がありますね!

特に本気で遊んだ時は最高に面白い!

ただ雪を真上に投げてみる子、雪合戦する子、スノーチューブだけを転がしてみる子、羊と触れ合う子、木に登る子。

私の見ていないところでも、たくさんの遊びと歓声を上げた外での一日となりました。

  

あたたかい室内でも好きなことを思い切り

小さな子や女の子は室内で遊んでいる子も多くいました。

カルタやカードゲーム、ジェンガ、リリアン、葉っぱのスタンプバック、積み木、、、

親戚の家に集まったようにみんなが自由気ままに好きに思い切り遊ぶテーマが達成できたかなと思います。

餅つきぺったん

実は、主催者さん、お正月だからと自前で臼と杵を準備してくださいました。

子ども達が喜ぶ顔と、それを嬉しそうに見る親御さんの笑顔のためにといつも素敵な企画を考えてくれています。

「みんなで笑おう」がとっても似合う方だなと皆がおもっているのではないでしょうか。

実は今回、いつも後ろでお父さんお母さんから離れなかったお子さんが、自分から積極的に餅をこねたりついたりしてくれたんです。

それを見た主催者さんやスタッフはびっくりして、明るく積極的に参加してくれるようになったことが嬉しいことを親御さんに素直に伝えました。

お子さんの顔も明るかったですが、お父さんお母さんの顔がいつもよりも嬉しそうにニコニコと笑顔たっぷりでお話ししてくださったのがとても印象的で嬉しく思ったのです。

たまに出会える子ども達の急成長。一緒に成長をお互いに喜べること、幸せだなぁと思いました。

元来、お年玉はお餅だったそうですね。今年は、いいお年玉をもらったような気がします。

モチ米をふかして、お餅をべったん。ある程度の所まではお父さん方が大活躍してお持ちをこねてくださいました。

餅つきは子ども達が順番でぺったんべったんと餅つき体験。みんな笑顔がはじけていました。

子ども達が一人ずつ、ぺったんぺったんするのに誘導し、熱い餅を水でひっくり返してくださったのはスタッフではなくその日参加してくださったお父さんです。

こんな風に誰かが誰かを喜ばすようなことを沢山やる「みんなで笑おう」いつもの約束、今日もみんな覚えていてくれてありがとうございます。

 

餅をちぎって丸めるのも、子どもたちがやりたいやりたいと全部やってくれました。

お雑煮にしたり、きな粉、大根おろしと各自出来立てのお餅とすいとん入りのお雑煮お腹いっぱい味わいました。

持参したおにぎりをジュージュー焼いて、お雑煮のすいとんもおいらせ町特産もち小麦、お餅はつきたてで美味しいしで、ちょっと炭水化物が多いけれど、とっても素敵なランチとなりました。

ゆっくり遊ぶ時間とともに、ゆっくりおしゃべりする時間もあったので、会話の中でいつも出されるスープがすごく美味しいレシピが知りたいという話題になりました。

調理スタッフにそれを伝えると、ただのめんつゆとコンソメですよと。

本当は何か隠れたコツがあるのかもしれませんが、沢山身体を動かしてお腹を空かせ、大鍋でつくられた温かい汁ものを、みんなで美味しいねって食べる事がやっぱり一番の隠し味かもしれませんね。

次回も楽しみです。

雪のお家がそっとみんなを見送って、日が落ちる前にみんな名残惜しそうにお家に帰りました。

「また一緒にあそぼうね。きっとだよ。」

とお互い手を振る子どもたち、それを見て嬉しそうな親御さんたち。

今年もみなさんにとって楽しくていい一日が沢山作れますように。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

(おいらせもりのようちえん ブログ担当 まな)