2018.12.1 お正月に親戚が大集合したようなてぶらDayキャンプ

 

12月初めの日、小雪降りしきる中「てぶらDayキャンプ」開催しました。雪が積もったので室内開催となりましたが、たくさんの御家族が参加してくださいました。

田舎のおばあちゃんちに大集合!

てぶらDayキャンプは、おいらせもりのがっこうの中でも当日満席になることが多く、キャンセル待ちも多い人気のイベントです。いつもの顔が集まってくる楽しいイベントです。

外は雪が降りしきる中、室内で囲炉裏や手作り炬燵を囲んだ広い古民家を貸し切って行ったので、「お正月におばあちゃんちに大集合!」みたいな優しくて暖かくのんびりとした一日を過ごすことができました。

この子は身長が伸びたね、この子はもう歩けるようになったのね、この子は前歯が抜けていい顔してるね、とあちこちで子どもの成長を喜び合う声が聞こえてきました。

今日できることは盛り沢山

全員が集まった囲炉裏の温かいお部屋では、今日できることが書かれたプログラムの黒板が待っていました。これも小学校4年生のお姉ちゃんが自ら進んで、何度も書き直しながら書いてくれました。

プログラムは全部やってもいい、

好きなものをやってもいい、

やらなくてもいい、

自分の好きなことをしていい。

そんな声かけの中、温かいおばあちゃんちそのままの雰囲気でスタートしましした。もちろんスタッフが主導で動きましたが、できる人が出来ることを、みれる人が子どもを見、一緒に楽しみました。そんな空間って誰かが作るのではなくて、来た人全員が楽しんで作った宝物のような時間です。

雪遊びの様子とプログラムの順で今日の様子を紹介していきたいと思います。

最後にみんなで片付けながら、まるで親戚が年に一回集まったように幸せな空間だったよねとお茶を飲みました。

雪が降ったらたまらないぜ

朝窓をあけて雪が降っていたら

「わぁーーー!!!雪だ」という子どもの歓声と

「わああ。雪か…」という大人の悲鳴が聞こえてきます。

しかし、今日はもりのがっこう。子どもが主役で、主体的に自由に自然の中で遊ぶことを尊重する日。

室内でのプログラムはひとまず置いておいて、半分の子どもたちがはりきって外に出ていきました!そして、一面の雪をみて雪だるまを作り、雪うさぎ作り、雪合戦、そり遊びがはじまりました。

どんな様子かは写真を見ていただければ声が聞こえてきそうでしょ?

 

1.スープづくり

写真の背景に小さくみえる大きな鉄鍋でぐつぐつ煮たスープは本日贅沢に「おろし大根鍋」!

もりのようちえんの畑の無農薬大根と白菜をたっぷり使って、キノコと豚肉をたっぷり入れて、おだしでホクホクに煮込んだものです。ポン酢をかけたらたまらない美味しさ。お母さんスタッフが主導で一生懸命つくってくれました。

冷えた身体には染み渡るように温かく美味しく、鍋が大きいから何度もお替りする人が続出しました。わたくしもコッソリと日本昔話のように山盛り三杯いただきました。湯気が美味しさを象徴してるでしょ?

水分は大根のすりおろしのみだったので、すごい量の大根を下したとのこと、お母さんスタッフの努力に感謝です。

2.チョー特大プリン

プリンはみんなのアイドル。

砂糖不使用、こだわった卵と牛乳(カワヨグリーン牧場の搾りたて!)で作った超特大の自然派プリンは大人気!優しい甘味のメープルシロップをかけてみんなでつついて食べました。

こだわって作ってくれたお母さんスタッフの優しい味に感謝!

 

3.五平餅作り

玄米を大鍋で焚いて、ジップロックにいれてそれぞれ揉んだり、叩いたり、踏んだり、それぞれそが工夫してモチモチ五平餅を作りました。竹串にぺったりくっつけて、囲炉裏でじっくりと焼いて、味噌かピーナッツ味噌を塗っていただきました。

小学生のお姉ちゃんが率先して、小さい子のサポートをしながら作ってくれました。

囲炉裏ではお父さんたちが大活躍、じっくり楽しく竹ぐしを研いだり、じっくり火の番をしながら焼いてくれました。

子どもたちの美味しそうな顔を見ているご両親の顔をみかけると、これまた嬉しいものです。

朝早くから火をおこし、部屋を温かくして迎えてくれた、いつも講師をお願いしている方に感謝!

4.おちばステンドグラス

今回は他のイベントが盛りだくさんすぎてやる人はいませんでした。次回のお楽しみ♬

5.落ち葉にアイロンをかけてみよう

お外で落ち葉を拾ってきて、ストーブで温めたお鍋をアイロン代わりに葉っぱにアイロンをかけて、真っ直ぐべったりにしました。特に女の子に人気で、何枚も何枚も楽しそうにアイロンをかけていました。きっとお家でお母さんがやっているんでしょうね。

アイディアを出してくれた講師の方に感謝!

 

6.落ち葉でアートしてみよう

アイロンをかけたあとの落ち葉には、専用のペンやテープで落ち葉アート。好きに、自由に楽しみました。たくさん作った作品はラミネートしてお土産に!

落ち葉に可愛くアートするとクリスマスツリーの飾りにもなるんですよ♪冬のお家遊びに取り入れてはいかがですか?

     

7.クリスマスリース作り

大人のほうがはまって作っていたかもしれません。特にお父さん方が黙々とものすごく本格的に作っていらっしゃいました。それを見て小学生が弟子入りして、お父さん指導の下たくさんの子が素敵なリースを作っていましたよ。

リースやアートをしている机もただの机ではないんです!

実はこれコ、タ、ツ!

野外でも室内でも簡単に設置できるようにオリジナルで制作したコタツです!

コタツにはいって、クリスマスの準備をみんなでするなんて、楽しくて帰る時間になっても最後まで延長で制作する人がたくさんいましたよ。

リースの葉は講師の方が切り出してきてくれた新鮮なモノで帰ってからもいい匂いがしました。

コタツに、リースに場を整えてくれた講師の方に感謝!

8.羽釜ご飯でおにぎりづくり

黒板には書き忘れてしまいましたが、羽釜てご飯を炊いて塩結びも作りました。

三歳の女の子が一生懸命手伝ってくれました。おにぎりをお父さんお母さんのために一生懸命握る子もたくさんいました。

だから羽釜の近くの床はぺたぺた。でも、そんなおにぎりは最高の味でしたよ。

有ることが難しい

このイベントの良い所は、余韻を楽しめる事です。お昼寝が必要な小さなお子さんや、ご用事のある方は早めにいつ帰られても構わないのですが、ほとんどのご家族が自然や室内でののんびりした時間をゆっくりと楽しんでいかれます。

そして、もう一つ、全員で子どもたちを見守ろうという雰囲気があることです。子ども達は、子どもたちで遊んでいたり、それはとっても微笑ましくて。来てくれたお父さんが怪獣役で男の子たちの相手を一手に引き受けてくれたり。雪で遊びたい子がいたら、周り子も引き連れて誰かのお父さんお母さんが一緒に出かけてくれたり。それはスタッフではなく、誰から頼まれたわけでもなく、その日遊びにきてくれたお父さん、お母さんたちが子どもたちを見て、子どもたちの声を聞いて、一緒に楽しんでくれているからだと思います。一緒に食事を作ったり、余韻を楽しみながら片付けや掃除もお手伝いしてくださったり、ありがたいなぁ、嬉しいなぁといつも思っています。

最後に、絵本の「おたすけこびと」のような愛すべきスタッフ、協力者がたくさんいる事。こんなイベントがしたいと考えたところで一人の力では何もできません。顔も名前も声も出さないけれど黙々と自分の出来る事をしている人たちがいます。みんなの願いは、子どもたちが幸せであること。絵本の中のお助け小人は、依頼を受けると、依頼人に見つからないところでせっせと何百人もの小人たちが働いて依頼を成し遂げます。私は実は三ヶ月ぶりにイベントに参加して、たくさんのそんなスタッフの姿を子どもたちの背景に見ました。

久しぶりに参加するから味わって、楽しんでほしいと言われ、お正月のおばあちゃんちのような雰囲気にまかせてのんびりしてしまったので写真もぼやっとしていますし、楽しかったという感想文的なブログになりましたが、「今日は日本で一番楽しい一日」を過ごしたのは私たちだと思いました。

有る事が難しいと書いて「ありがとう」

楽しんで遊んでいってくれた子ども達、来てくださったお父さんお母さん、スタッフのみなさん、今日も一日素敵な時間をありがとうございました。

追伸

こんな風に締めくくると、今年最後の大イベントのように思いがちですが、まだまだあります。

22日が今年最後のDayキャンプ、子牛のお散歩や、乳しぼり、チーズ作りにまた次回も「日本で一番楽しいイベント」みんなで作りましょうね。

既にキャンセル待ちでのイベントです。気になる方は、是非2019年ご参加お待ちしております!

 

(おいらせもりのようちえん ブログ担当 まな)