2018.8.3 フランス料理をお外で作ってみよう!

 

8月初日の平日もりのようちえんは、フランスからのお客様をゲストティーチャーにフランス料理をアウトドアで教わりました!

東京や千葉、岩手からも親子でたくさんのお友達が参加して、にぎやかな1日となりました。

朝から畑で収穫して、大自然の中アウトドアクッキングです♪

 

毎日こんなところで遊んでるなんていいなぁ

自然農法で育てた畑には、夏の恵みが沢山実っていました。

大根、リーフレタス、トマト、かぼちゃ、なす、ピーマン!

東京から田舎に遊びにきて参加してくれた小学生の姉妹は、畑に来て嬉しそうに大根を引き抜いていました。

大きなお姉ちゃんが「毎日こんなところで遊んでるなんていいなぁ」とつぶやいていました。

誰に向けて言っていたというよりも、ため息にまざって気持ちが出たような呟きでした。

都会からしたら何もないところだけど、自然の中で思い切り遊べるのは贅沢ですよね。

東北の短い夏と一緒で、あっと言う間に過ぎ去る子ども時代には、今しかできない泥だらけで汗まみれで自然の中で思い切り過ごして欲しい。

せめて帰省している間に、自然の中で遊ぶ体験ができて夏の思い出になってくれたら嬉しいなぁと思います。

もりのようちえんは、誰でもウェルカムです。

日本の方でなくても、おいらせ町や三八地域の方以外でも、ハンディキャップがあっても、誰でもウェルカム!

来てくれた方と、その時にしか味わえない時間を自然の中で過ごせたらと思っています。

旅先での1日、帰省中の1日、少し通学や通園で苦しくなった時の息抜き、自然の中で過ごしたいと思った方はいつでもいらしてくださいね。

フランス料理は簡単美味しい!

フランスから東北に旅に来ていたご家族のお母様がお料理の先生ということで、みんなで教わることにしました。

通訳さんはお嫁さん、フランス語で書かれたレシピとフランス語でみんな一生懸命調理しました。

難しいフランス料理よりも、簡単なフランスの家庭料理をみんなに美味しく食べてほしいとフランス料理の先生がコンセプトを話してくださいました。

実際簡単で美味しい手順は再現しやすく、日々の生活にも応用できるととても好評で、人参のラぺが子どもたちには人気でした!

 

セボーン!

調理ではお母さん方とともに、小学生のお姉ちゃんたちが大活躍しました。人参をひたすらにピーラーかけてくれたり、きゅうりを輪切りにしたり。

単純な作業も黙々と、小さい子が多かったので次から次に出される指示にも一生懸命取り組んでくれました。

フランス人の先生も「セボーン、トレビアーン」と子どもたちやお母さん方を褒めてくださいました。

子どもたちはフランス語の指示も何となく身振り手振りで分かるようで、異文化交流も楽しんでいるようでした。

案外言葉は重要ではなくて、伝えよう、わかろうとすることがまずは大事なんだなと感じました。

小学生のおねえちゃんが「一つ覚えたからフランス語わかる」と人参を剥きながら嬉しそうに話していました。

一つ分かったら、次も知りたいと思う気持ち、きっと言葉はそうやって覚えていくもの!

個人的には、大学で習った「セボーン=美味しい」は、実生活では美味しいだけではなくて「いいね!」に近い表現だと今回学びました。

ただそこにいるだけ十分価値がある

小さな子ども達は、自分の興味があることを見つけて自由に伸び伸びと自然の中で遊びました。

今日は暑かったので日陰でお絵描きが人気だったかな。

小さな子どもたちと少しだけ近くの森へも足を踏み入れました。初夏と違い草が生い茂ってきていて生命力を感じました。

ただの棒、ただの大きな葉っぱ、そこにある自然のものだけでどれだけでも遊びが広がる子どもたち。

ただそこにいるだけ十分価値のある子どもたち、自ずから成長していく草木と子どもたちの成長が重なるなぁと感じた夏の1日です。

人参のラぺ、キュウリのヨーグルトサラダ、トマトのソテー、タコのマリネ、ジャガイモとインゲンのマスタード合え、キッシュ

出来上がった料理はみんなで頂きまーす!

総勢20名弱、大所帯でのランチタイムはいつもよりにぎやかで、豪華なランチとなりました。

Happy Birthday♬

食事が終わった後に、東京から参加の女の子の5歳の誕生日だったので、サプライズでフランスの家庭でよく作るブルーベリーのケーキを作ってもらいました。

東京から8時間かけてやってきたお父さんが蝋燭を灯して娘にサプライズです。

蝋燭を吹き消したケーキに群がる子どもたちには、アウトドアらしくスプーンを配ってみんな「せーの」で食べました!

こんな豪快な食べ方とお祝いの仕方にお誕生日の子も喜んでくれました。

やっぱり夏は水遊び

食べ終わった子どもたちは、誰が誘うでもなく水遊び♬

違う国の子でも、はじめて出会った子同士でも仲良くなれるって子どもの特権ですね。

大人になると「友達ってどうやってつくるんだっけ?」と思うこともあるけれど、

友達ってそんなに考えて作るものではないなと子どもから学びます。

嫌なことがあったとしても水に流して思い切り遊ぶ、汚れたら着替えたらいいし、洗えばいい!

たくさん着替えをもって、もりのようちえん遊びにきてください。短い夏もまだ残暑が厳しいのでまたまだ水遊びもできますよ。

(おいらせもりのようちえん ブログ担当まな)