もりのぼうけんあそびば

夏がやってきたとおもったら、

寒い日が続きなかなか長袖をしまうことができませんね。

六月最初の週末は、「白鳥の家」を拠点に、

白鳥の湖を眼下に望む小さな森で冒険遊びをしました。

ここは、おいらせ町にある全国でも有数の白鳥飛来地です。

冬になると白鳥の他、カモ類等の水鳥やそれらを捕食するオオタカの姿も見られるそうです。
白鳥はシベリアからの長い旅を経て、10月頃になると青森県の

川や沼に現れはじめ、寒さが厳しくなると氷の張らないおいらせ町に集まってきます。

人間にとっては少し肌寒い日でしたが、

白鳥にとっては暑い日だったかもしれませんね。

はじめは、菜の花保育園の先生と「ありさん」のお歌から♪

いつものように楽しく身体を使った遊びもしてくださいました。

自然のことを優しく教えてくださる津曲先生と一緒に

小さな森へ出発!

今日は森にあるもので昆虫をつくってみようと皆で材料集め。

建物の周りをゆっくりと回る小さな冒険は

たくさんは歩けない一番ちいさなお友達も楽しんでいた様子。

ゆっくり歩きながら、ひとり一人、今日も「何か」を探していました。

昆虫作りの材料を集めようと出かけましたが、

何も探さずに空と湖を楽しんでいた子もいます。

ダンゴムシを何度も見つけて

「私ダンゴムシに好かれている」と虫とお話してる子もいます。

雨上がりに生えてきたキノコをみつけて

「焼き鳥みつけた!!」と喜んでいる子もいます。

何を作ろうかと木の実や木の葉をたくさん集める子もいます。

大人が考えている枠を超えて小さな人たちは

喜びや面白さを見つける名人だなと感じました。

一周りした後は森で見つけたものを持ち寄って、

森の昆虫を表現してみようと工作に取り組みました。

可愛らしい作品から、本物と見まがう作品まで様々。

たくさんの昆虫たちが小さな人たちの手から生まれていました。

何もないところから、考えて、集めて、作って、喜ぶ!

ものつくりの純粋な楽しさを感じるひと時となりました。

次回は6月13日㈫10時~13時@みなくる館にて

五感を使った体験活動を考えるフォーラムです。

ロバの音楽座さんによる演奏、ちばっこアート広場、

プレーパーク、親御さんたちの意見交換の場、

お腹がすいたらおいらせだるま芋のへっちょこ汁のおふるまい♪

はじめての方もいつもいらっしゃる方も

どうぞ親子で楽しい時間を創りにいらしてください。

追伸

はじまる前のひと時

孵化したてのオニヤンマを見つけて、みんな大興奮!

キラキラと光る羽はまだ柔らかくて、

体液を流してまっすぐした飛べる羽をつくるのだそうです。

小さな人たちはそのキラキラの羽に

触りたくてしょうがない様子で、手を伸ばす子もいましたが、

津曲先生の「羽を触ったら飛べなくなるよ」の一言で

ぐっと我慢していました。

誰も触りたいとは駄々をこねませんでした。

目にはみえないけれど大切なこと、

小さなひとたちはしっかりわかっているんですね。

星の王子様の一節を思い出しました。

(文責 おいらせもりのようちえんブログ担当 まな)