2018.6.1 もりのようちえん平日開催に向けて〜畑のお世話とアウトドアクッキング〜

 

雨予報だった本日、曇り時々晴れのちょうどよい天気になりました。

誰か晴れ男や晴れ女がいたかな?

今回は雑草が出てきた畑のお世話とアウトドアクッキング、森遊びを行いました。

子供たちとどんなことができるか、何を外で作れるのか、とにかく面白いです!

 

畑では、植えた野菜たちが元気に芽を出していて、またまた嬉しくなりました。

自分で植えた野菜たちが可愛くて、普段なら面倒くさいと思う草取りも、せっせと可愛い野菜たちのためにみんなで手を動かしました。

出てきた芽は何の野菜だか分かりますか?

小松菜、リーフレタス、ほうれん草

もう少し大きくなったら株分けして別の畑に植えるといいそうです。

ジャガイモ

先週の赤ちゃんのような芽からだいぶん成長しました。次は大きい二本を残して、芽かけという作業を教えて頂く予定です!

とうもろこし

鳥に食べられたところもあったけど、頑張って小さな芽が顔を出していました。これからも鳥さんや狸さんとのとうもろこし合戦です!

トマト

苗で植えていたものが背が高くなっていました。倒れないように挿し木しました。次は伸びた芽を積んで、別の所に刺して、株を増やしたり、挿し木に苗を結んであげる作業を教えて頂く予定です。

子供たちは、とった雑草を畑の外にせっせと捨てに行ったり、先生と一緒に挿し木したり、台車を運んでみたり、新しい芽は何の野菜か考えたりしていました。子供たちと畝を作って、真っ直ぐ植えたはずのジャガイモですが、芽が出てみるとあちらこちらに出ていたり、出ていなかったり。子供たちが植えたものだから、きっと踏んだり、掘り返したり、まっすぐは植えられなかったり。綺麗に完璧に作ることが目的ではなくて、子供達が経験する過程が大切だとニコニコとおっしゃる畑の先生。だから、変なとこから生えたジャガイモも、みんなでニコニコ楽しく植え替えしました。

一足先にアウトドアクッキングの場所に向かっていた子供たち、何か熱心にやっていました。

私は車のアクシデントで1時間ほど遅れて行ったのですが、親不在でも全く意に会することなく、周りの大人がびっくりするほど子供たちは自然に遊んでいたそうです。子育てしているつもりですが、「子育ち!」勝手に自分の力で成長してるのですね。

野菜作りのように、雑草を抜いたり、日照りの時だけ水をあげたり、そんな適度な関わりで子育ても良いのだろうと逞しい後ろ姿から思いました。野菜の成長もはやいけれど、きっと幼い子供たちを抱っこしたり、一緒のことに思いを寄せて楽しめる時期は一瞬の出来事。あっと言う間に独り立ちするのでしょうね。野菜作りも、子育ても、今を味わって楽しみ尽くしたいですね!

さて、後ろ姿の二人は何を見つけて遊んでいるのでしょうか?

見えますか?よくよく見ると小指の先くらいの青虫と戯れていました。青虫のお家はどこにしたらいいだろうかと二人で考えていたそうです。木には蟻やゾウリムシがうじゃうじゃいたので、それも観察しながら、しばらくの間そこにいました。

 

相談の結果、切り株の上がよかろうと青虫のお引越し。食べ物の葉っぱもたっぷりと、お布団にもなるようにと色々な葉っぱをプレゼントしていました。青虫にあげようと、ある葉っぱを引っこ抜いたら思わぬものがついていました!!切り株の上の茶色い丸いもの何かわかりますか?

この葉っぱを引っこ抜いたら、なんとドングリから芽が出た葉っぱでした。先週はどんぐり拾いを楽しんでいたのに、一週間たつと森のドングリは自分の実を栄養にして、芽を出し、葉をつけ、根をはっていました。「生きる力」すごいですね!

そして、先週遊んでいるうちに潰してしまった毛虫さんのお墓綺麗にのこっていました。保育の先生と一緒に子供たちは手を合わせていたそうです。時に子供は残酷な遊びもします。残酷とは知らずにやってしまったこと、そこから学ぶことはみんな通ってきた道で、やってしまったことは悪いことだけれどとても大切なことだと思います。テレビゲームでの残酷な遊びでは、リセットボタンを押せば生き返ってしまうシステム。現実の世界ではそうではないということを少しでも感じる機会が多くなると良いなと思うのです。

雨上がりの今日は、新しい昆虫とも出会いました。足のながーい蜘蛛です。よく見ないとわからないのは擬態化して身をかくしているから。保育の先生が少し触ってみたら、蜘蛛はびっくりして立ち上がったそうです。擬態化して見えにくかった蜘蛛が、立ち上がるとよく見えるようになったことが面白くて面白くて、みんなで観察していたそうです。図鑑でみたらもっとよく仕組みも名前もわかるけれど、実際目の前でライブでみるのは感動すると思いました。

 

良く生きることは、良く食べること、良く笑うこと!

今回のアウトドアクッキングは大判の野菜たっぷりのピザを二種類、スープを二種類、お料理の先生に教えていただいて作りました。粉をコネコネ、生地を伸ばして、具をトッピング、15分焼いたら、サクサクのクリスピーピザと、もちもちのパンピザが出来上がりました。ピザの蓋を開けた時の嬉しそうな歓声が聞こえてきそうな写真が撮れました。そして、カットしてお皿に盛るまで待てない人が続出、写真には写っていませんが、大人も子供もつまみ食いの手が止まりません。

 

スープも今の季節の夏野菜と、東北でよくとれる雑穀もいれてボリュームと栄養価をプラスしてもらいました。

ちょうどお昼時には太陽がサンサンと降り注いで、とっても素敵な天気になりました。だから、焼きたてのピザとスープ、みんなでピクニックシートの上で食べれて最高美味しかったです。アツアツのスープが熱いから食べさせてとお姉ちゃんにおねだりしたり、ピザを競争して食べたり、子供たちは食べることもいつも以上に楽しんでいました。食べさせるほうも、食べさせてもらうほうもニッコリ嬉しそうでしたよ。

 

追伸

食事が終わったあともピクニックシートの上で子供たちは楽しそうにおしゃべりしていました。

こういう時はいつも「ママはこないで!」と言われます。

「ママ、絶対こないで!」という時もある。

「ママ、すぐ来て!」という時もある。

「こないで!」と「来て!」の間隔があまりにも短いので、振り回されて疲れてしまうけれど、そうやってその間隔がだんだん長くなって気づいたら半年に一回くらいの「来て!」になるのかもしれません。

「来て!」「見て!」「やって!」といわれるうちは、なるべく要望に応えて満たしてあげたいと思います。

「甘え子育てのすすめ」という本を読みました。満たされた甘えん坊ほど自立は早いそうです。

 

(おいらせもりのようちえん ブログ担当 まな)